どうもお久しぶりです。9 ヶ月振りくらいですか(滝汗)。今回は前回(いつだよ !)の続きです。
前回も少し書きましたが、「サイキックフォース」の人気が一気に高まった要因の一つとして「操作が簡単であること」があったように思います。従来の対戦格闘ゲームはボタンが多かったり、技のコマンドが複雑だったりして、初心者があとからそういったゲームをプレイすると大抵は上手い人に負かされてしまいます。この手のゲームは勝てないと面白さが実感できないので、「負かされる」という体験はプレイヤーのゲーム離れを促進することになります。
この点に置いて、「サイキックフォース」は非常に優れていると感じました。ボタンは 3 つだけ、技のコマンドも単純なものが多く、少し練習すればほぼ全ての技が出せるようになります。連続技などのいわゆる「コンボ」系も非常にわかりやすいシステムになっており、その点について何かを覚えたりする必要はほとんどありません。
それ故、このゲームは、非常に基本的な部分での駆け引きが勝敗を左右します。「技を上手くつなげられるかどうか」などのプレイヤーの器用さに影響される要素はほとんどなく、頭が良い奴が勝つのです。
もちろん、頭の良い奴が勝つ、というのは他の対戦格闘ゲームでも同じですが、他のゲームでは、まず「上手く操作できること」が大前提であるため、そこで差が付くと、如何に頭が良かろうと相手にしてもらえないのです。操作に慣れるには何度もプレイしないといけないし、そのためにいくらお金を費やすことになるか、と考えると、初心者としてはやはり敬遠したくなります。
その点、高々数回のプレイで基本的な操作に慣れることが出来る「サイキックフォース」は、それまで対戦格闘ゲームを敬遠してきた客層にも受け入れられたのではないでしょうか。
続きはまたの講釈で。