2014年6月2日月曜日

私の人生を変えたゲーム(1)・「イースⅠ・Ⅱ」・第1回~これぞ中二病~

どうも、「赤猫」のハンドルネームでインターネットを徘徊している(自称)猫でございます。詳しいプロフィールは自己紹介を見てください。

何か思い出のゲームについて語れるブログを作ろうかな、とサービスをいろいろ検討した結果、Blogger さんのお世話になることにしました。

さて記事のタイトルは
「(シリーズ通し名)((シリーズの何作目か))・「(ゲームタイトル)」・第(そのゲームに関する記事の何回目か)回~(私が考えたサブタイトル)~」
というフォーマットを採用しています。カテゴリとか設定できるようなら、後で設定しようかなぁ。

記念すべき第1話は、間違いなく私の人生を変えた、汚い言葉を使うことを許されるなら、私の人生を(もちろん良い意味で)狂わせたと言っても過言ではない、PCエンジン(CD-ROM2)の名作、「イースⅠ・Ⅱ」について語ろうと思います。無論1回では収まりきらないので、何回かに分けて書きます。

人間、(おおよそで)小学5年・中学2年・高校2年にハマったものは一生続くと申します。私の場合、小学5年前後に少女漫画、高校2年前後*1にテーブルトークRPGにハマり、先の法則に漏れず、しっかりとこの歳まで続いております。そして中学2年前後、正確には中学3年だったかと思いますが、ハマったもの、それが「イースⅠ・Ⅱ」でございました。

何故にそこまでハマったのか、いくつか理由は考えられますが、その一つとして「私が人生で初めて本格的に攻略したRPGであった」ということが挙げられましょうか。何しろ、私の年代であればほぼ通過儀礼と言っても良いあの名作「ドラゴンクエスト」を、私はまともにプレイしたことがありません。私の家にファミコンがやってきたのが小学3年、しかも「RPGはプレイ時間を長引かせるから」という理由からRPGは買ってもらえず、私は通過儀礼としての「ドラゴンクエスト」を知らない、この世代では珍しい人種です。

そんな我が家に新しいゲーム機・PCエンジンがやってきたのは中学に入ってからでした。PCエンジンは発売こそNEC-HEですが、その開発にはハドソンが深く関わっています。当時のハドソンは、ファミコン初のサードパーティーとして任天堂の優遇措置の元でファミコンソフトを次々にヒットさせる一方で、こうした新しいゲーム機の開発にも関わっていました*2。そんなハドソンの手になる、PCエンジンの画期的な新システムとして登場したのがCD-ROM2システムです。

CD-ROM2システムには、従来のHuカードと比較して様々な利点があります。

1. 大容量記憶媒体によるゲーム規模の拡大

記憶媒体としてCD-ROMを採用しているため、Huカードとは比べものにならないスケールのゲーム規模を一つのソフトにすることが出来ます。今回のテーマである「イースⅠ・Ⅱ」も、PC版では媒体となるフロッピーディスクの容量の都合から2作品に分けざるを得なかった「イース」と「イースⅡ」を一作品にまとめるという芸当が可能になった結果生まれたと言えます。

2. CD音源の採用によるゲーム内BGM等の音声演出が強力に

これは当時としてはかなり画期的だったと思います。今でこそ高クオリティのBGMにキャラクターのフルボイスは当たり前ですが、それを一番最初に実現したのがCD-ROM2システムです。元々「イース」シリーズの音楽のクオリティの高さはPC版の頃から定評がありましたが、CD音源を利用した本作品は「イース」シリーズのファンの間でも高評価です。加えて豪華声優陣*3によるフルボイスが、新たなファンの獲得に一役買ったと言えます。

3. 当時としては高クオリティなグラフィック

記憶媒体の容量が多い分、ゲーム内で使用するグラフィックの質も高くなっています。さらにはスクロールやアニメーションなどで動かしてもその水準を保てるため、当時としてはかなりなめらかなスクロールやアニメーションが実現されました。

大きく挙げるとこんなところでしょう。何よりすごいのは、これらの利点を全てたった一作品「イースⅠ・Ⅱ」だけを例に挙げることで説明できるほど、「イースⅠ・Ⅱ」は素晴らしい作品だと言うことです。こんな素晴らしいものを一番多感な時期に見てしまったら、そりゃあ一生続きますよ(笑)。

続きはまたの講釈で。

*1: 正確には高校1年
*2: これはPC-FXが失敗に終わるまで続きます。
*3: 当時のハドソンの隆盛を物語るほど、本当に豪華でした。

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