再び「イース」のお話。
実はこの「イース(Ys)」という都市名は、かつてフランスのブルゴーニュ地方に存在したと言われている伝説上の古代都市「イス」にちなんでいます。
そもそも「イース」シリーズで主な舞台となっているエウロパ大陸は、実際のヨーロッパがモデルになっています。
イスについては、あくまでそういう言い伝えがあるというだけで、存在したとされる証拠はないのですが、この伝説をひもといてみると
- イスがあったとされている位置をエウロパ大陸の地図に重ね合わせると、「イース」の舞台であるエステリアがある位置とほぼ重なる
- 海中と空中の違いこそあれ、繁栄を極めた都市が一夜にして消失したということになっている
など、いくつかの共通点が存在しています。
その他の設定については創作と思われるものが多いですが、銀を聖なる金属と位置づけているところは、一般的な西洋文化が取り入れられていると考えて良さそうです*1。
「イース」の世界観については別途取り上げたいと思いますが、「存在していたかも知れない古代都市がモデル」と考えるだけでも妄想が捗りますね(笑)。
*1: ちなみに中世ヨーロッパでは金よりも銀の方が価値が高く貴重な金属とされていました。銀が聖なる金属として扱われるのも納得がいきますね。
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